A2DP/AVRCP対応の片耳ヘッドセット bluetribe SBT03
今回はA2DPに対応しているBluetoothヘッドセット・SBT03のレビューをお届けします。
AVラックやパソコン周辺機器を作っているシグマA・P・Oはここのところ、Bluetoothに注力しています。
同社のキーボードをBlouetoothに対応させたのをはじめ、最近ではbluetribeという専門ブランドを立ち上げてiPod用BluetoothアダプタのSBT01、BluetoothヘッドフォンのSBT02、そしてA2DP対応ヘッドセットのSBT03、汎用オーディオアダプターのSBT04と矢継ぎ早に発表しています。
今回、ピックアップしたのはA2DPに対応しているBluetoothヘッドセットのSBT03。2009年の2月下旬に発売になったばかりの新製品です。
スペックはBluetooth 2.1、A2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応しています。SCMS-Tに対応しており、著作権保護のかかった音楽ファイルやワンセグ音声なども聴くことができます。カラーバリエーションはブラックとホワイトでそれぞれ型番はSBT03BK/SBT03WHとなります。
ここのところ、A2DPに対応しているヘッドセットは増えているのですが、リストを見てもらっても分かるとおり、AVRCPに対応しているというものは少ないのです。
純粋な片耳ヘッドセットであるという意味は?
SBT03は純粋な片耳ヘッドセットとしては現在のところ唯一のAVRCP対応機となります。
純粋な片耳ヘッドセットであることにこだわる理由がありまして。BT8010やVoyager855のようにステレオにもなるタイプは確かに便利なのですが、片耳にしたときにステレオのどちらかの音声しか聞こえないというものが多いのです。パンを多用する音楽を聞くとなにがなにやらということになりかねません。
SBT03はその条件を満たす、唯一のヘッドセットとなるのです(あくまで現在のところは、ですが)。
本体側面のコントロール用ボタンは+と-のふたつしかありませんが、チャンネル変更や曲送りは長押しで対応しています。SH-01Aでは音量調整の他、ワンセグのチャンネル変更、ミュージックプレイヤーでの曲送りともにOKでした。
特にワンセグでは使い勝手がよいですね。ニュースやスポーツなどで画面までは見ていないのだけども、音声を聞いていたという場合はあります。そういうときに最適なヘッドセットといえるのではないでしょうか。
あるいはお笑い番組で好きな芸人が出てくるまで……というような場合にも音声だけは必要ですね。スイッチをオフにしているとつい忘れてしまったりしますので。
特にノートPCで動画サイトを見ているときに、非常にいい具合の製品です。ニコ動にしろYouTubeにしろ、具合がちょうどよいのです。ワイヤードのイヤフォンだと束縛されたり、長さが足りなかったりしますが、Bluetoothならちょうどいい塩梅になります。
A2DPの特性としてわずかにディレイはありますが、ベッドで横になりながらノートPCで動画を見るときなど便利です。特に動画サイトにアップされているものはユーザーによってボリュームがバラバラなので、AVRCPがあると本当に便利ですよ。
あ、それからひとつ地味ではあるけど、けっこう便利なポイントを挙げておきます。
SBT03のイヤーフックは回転して自由に動きます。すなわち、フックをいちいち取り外さずに左右の耳につけられるという、地味ですが便利な機構があるのです。
小さいけどちょっと書いておきたいポイントでした。
クレイドル充電は自由度が低くなる……
さて、A2DP対応のヘッドセットで気になるのはバッテリーライフです。
どうしても小振りなボディとなりますので、一般的なBluetoothヘッドフォンよりは短めにならざるを得ません。
SBT03も連続再生/通話時間は4.5/5時間となっています。連続待受時間は100時間。ただ、それよりも充電方法が問題です。USB充電は可能となっているのですがクレイドルに収めることで充電するタイプなので、通勤先などでの充電はできません。
クレイドル自体にはそこそこ質感もあるものなのですが……。ちなみに珍しく充電中もヘッドセットとして使用できるのですが、クレイドルにセットしている状態なのであまり意味はありません。ちょっと残念。
さらにクレイドルへ接続するケーブルも独自形式なので、粗忽者のわたしはケーブルをなくしてしまわないか戦々恐々としていたりします。まあ、クレードルに差しっぱなしにしていればいいのでしょうが。
ちなみにAC→USBのアダプタが同梱されていますので、コンセントからの充電も可能です。充電時間は約2時間。
あ、すっかり忘れていましたがHSP/HFPで接続するヘッドセットとしても使えます。
NTTドコモのSH-01Aと接続した範囲では、普通に会話できました。これといって通話相手に聞き返されるというようなこともなく、こちらも聞きづらいこともなく。フツーに使えます。
いつものバッテリーランニングテストをしてみました
で、今回も音楽流しっぱなしの耐久テストをやってみました。P905iにSBT03を接続し、ミュージックプレイヤーを起動させて放置。
結果は4時間22分。
ほぼカタログスペック通りですね。今回は計測時点でけっこうな回数を使用していますので、バッテリーもすっかり馴染んでいるためでしょう。
まとめ – 音楽を聞く以外のシチュエーションにオススメ
実売価格で7500円前後とDSP機能のないヘッドセットとしてはやや高価ですが、SBT03はかなり便利です。現在、わたしの持っているBluetooth製品でもっとも使用頻度が高い製品かもしれません。
特に夜、動画サイトを見るときにはSBT03のA2DP/AVRCPをPCに、HSP/HFPをケータイにペアリングしているというのが基本になっています。スピーカーから音を出したくないけれども、ヘッドフォンで両耳をふさいでしまうと不都合のあるシチュエーションもあります。
そんな場合にSBT03は現在のところ、ほぼ唯一といっていい選択肢となるでしょう。ホントに便利ですよ。
商品情報:シグマA・P・O bluetribe SBT03
BluetoothManiaX Wikiデータベース:シグマA・P・O SBT03
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