この3月から4月にかけて、Bluetoothヘッドフォンの業界地図に勢力変動を及ぼす動きがあったので、まとめておきましょう。
というかまとめておきたかったのですが、ちょっと忙しくてまとめられなかったというのが実情ですが。
まずはロジクール、すなわちスイスLogitechからUltimate Earsの製品が投入されることが発表されました。
Ultimate Earsの買収自体は去年の夏に行われており、日本国内の代理店も年内での交代となっていました。
・ロジクール、Ultimate Earsのカナル型イヤフォン2シリーズ(AV Watch)
・Logicool製品情報 > イヤフォン
新製品が日本市場にも投入されたことで、積極的な市場への製品投入が期待されます。そもそも、Ultimate Ears買収の際のコメントでも「Bluetoothヘッドフォンへの参入」が掲げられており、Bluetoothヘッドフォンへの再参入は充分に考えられます。
もうひとつの動きはPHILIPSによるヘッドフォン事業での日本市場への本格参入の発表です。これまでAmazon.co.jpなどで地味な売り方をしてきたPHILIPSのヘッドフォンですが、一気に24製品を投入してきました。
・フィリップス、ヘッドフォン「本格参入」で24製品を投入(AV Watch)
これまで取り扱いのなかったショップなどでも購入できるようになっています。
以前は正規参入ではなく、いわばゲリラ的な売り方であったためにPHILIPSのサイトには製品情報すら掲載されていませんでした(もっとも製品情報は未だにないのですが。一応、予定はされているそうです。)。そのため、当サイト既報のSHB7110なども投入されるのかどうか、かなり不安ではありました。
しかし、今回の本格参入で投入の可能性はかなり高くなったと思われます。
どちらもワイヤードなヘッドフォンの参入ですが、Bluetoothヘッドフォンでの成功はオーディオメーカーとしての印象がなくては難しいと思われます。現状ではソニーが圧倒的なシェアを持っていますが、これはオーディオメーカーであることと無縁であるとは思えません。
さて、なぜここでBluetoothヘッドフォン事業が盛り上がる機運を見せてきたのか。
これは基本的にはiPhoneOS 3.0でA2DPを搭載することになることの余波、といえます。
日本ではソフトバンクモバイル扱いであることもあって、いまひとつ盛り上がりに欠けるiPhoneですが、全世界規模ではもっとも売り上げの高い携帯電話となっています。
iPhone 3GがA2DPを解禁することで、そして夏に発表されるであろう次世代のiPhone(おそらくiPod touchも)でBluetooth 3.0を搭載することで、Bluetoothヘッドフォンの市場規模は圧倒的な広がりを持つこととなります。
日本ではイマイチ流行りきらないiPhoneですが、そのアクセサリ市場には大きな波をもたらしそうです。
・Amazon.co.ukでPhilips SHB7110をチェック。
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