モバイルスピーカー モトローラ EQ5 レビュー
今回から何度かに分けてBluetoothのモバイルスピーカーレビューをお送りします。まずは個別製品のレビュー、続けて総合レビューという形式になります。
最初は発売されたばかりのEQ5。言わずとしれた無線製品の大御所モトローラのBluetoothスピーカーです。
まずはスペックからおさらいしておきましょう。
Bluetooth 2.0、CLASS2、HFP/A2DP/AVRCPに対応しています。AC、内蔵充電池の二電源方式で、Bluetoothの他に3.5ミリステレオジャックでのインプットに対応しています。
内蔵電池はリチウムイオン充電池。
充電/電源は付属のAC→USBアダプタとなっています。USBでの充電/駆動も可能ですが、コネクタ部分はmicroUSBですので気をつけてください。
バッテリー駆動は通話/音楽再生ともに8時間。電源を入れたままでの連続待受時間は70時間となっています。モトローラジャパンの製品情報では充電時間は書いてありませんが、北米サイトによると3時間となっています。
携帯電話に接続して音楽再生をしているときに電話がかかってきた場合、音楽が切れて通話ができるようになります。ペアリングキーは0000なので、携帯やPC以外でキーの入力ができない機器でもほとんど接続可能です。
A2DPだけではなくAVRCPにも対応しているので、リモコン機能も利用できます。本体にあるボタンはボリューム上下、曲送り、曲戻し、再生・一時停止ボタンの5つ。すべてのボタンに手触りで分かるようなポッチが打ってあるので、暗闇でも操作できそうです。
また、中に入っている充電池はモトローラの携帯電話のそれとまったく同じだそうです。簡単に交換できるとのことで、これは利点かもしれません。分解しなくちゃいけませんけどね。
問題はモトローラの携帯電話が日本市場から撤退してしまっているので、これから入手性が低くなるということですが。まあ、部品扱いですからかなりの長期間、購入はできるはずです。
ちょっと驚きの小ささ・薄さ・軽さ
最初に見てちょっとびっくりするのはその大きさ。製品情報などを見るとそれなりに大きいように見えるのですが、実際はかなり小さいです。
幅11.6cm、高さ6.5cm、厚さ1.5cm。大きさは一般的なDVDのケースのおおよそ1/3、厚さはDVDケースとほぼ同等と考えてもらえればよいかと。
その小ささのためか、ブリスターパッケージで販売されています。店頭で見たときは「え、これ?」という感じになりました。
ほんとに小さいです。おっと、ついでに価格は12,800円が想定価格。店頭、通販ともに1万2,000円前後で売られていることが多いようです。
パッケージにはキャリーケースなどは同梱されていませんが、100円ショップで販売されているスポンジ製の小物入れにちょうどいいですね。
公称重量は100グラム。うちのスケールで計ったところ、101グラムでした。
持ち運びという面で考えると、この軽さは強さだと思います。
本当の意味でのモバイルスピーカーであるということができるのではないでしょうか。
実際に使ってみたら……
電源投入時、切断時ともにちょっとしたジングルっぽい音楽がなります。異なるジングルなので、ON/OFFはしっかり分かります。というか、スイッチも色分けされているので間違わないでしょうけれども。
簡単なスタンドが付属、というか装備されていて、立てることができます。この形状のほうが音が正面から発せられるのでリスニングによいと思われます。ただ、このスタンドは写真を見てもらえれば分かるように、かなり華奢な部品なので力をかけないように気をつけたほうがよさそうです。
前述のようにHFPにも対応しているので、ハンズフリー用のスピーカーフォンとしても使うことができます。
マイクは向かって右側の3.5ミリジャックの上にあります。
数度の通話をEQ5でやってみましたが、通話品質自体は問題のないレベルでした。通話相手に「こういうスピーカーフォンを使ってるんだけどどう?」と尋ねてみてようやく「ちょっと遠くにいる感じに聞こえますかね?」というほどもの。
スピーカーフォンとしてはEQ5上部にあるトークボタン長押しでリダイヤル、携帯本体から通話を奪う場合は、通話中にEQ5側のトークボタン短押しです。あ、このトークボタンにもぽっちはついています。
さて、音楽用スピーカーとしての音質についても書いてみましょう。
こういったモバイルスピーカーの宿命として、ボディが小さいというものがありまして。どうしても低音が弱く、迫力に欠けたものになりがちです。EQ5もその宿命から逃れることはできません。容積が圧倒的に足りないのですね。
ただ、SRS WOW HDを搭載してるためか、意外なほどに音の広がりを感じはします。もちろん、据えつけのアクティブスピーカーなどと比較すると音質は厳しいのですが、「この大きさにしては意外と鳴るんじゃない?」というのが印象です。
EQ5の比較対象にすべきは据えつけのスピーカーではなく、ノートPCやケータイのスピーカーとなるでしょう。そう考えると、少なくともステレオで鳴るというだけでも印象はかなり異なってきます。
モバイルスピーカーとしては、十分な性能を持っているように感じました。
いつものバッテリーライフのテストもやってみました
いつものようにバッテリーライフのテストをしてみましょう。今回もケータイとペアリングして放置。
8時間21分で電池切れとなりました。スペックは充分に満たしているといえるでしょう。
実は、そのあとに復活してまた鳴り出した(それもけっこう長時間)のですが、そういうのを含めるときりがないのでここで切っておきましょう。
ヘッドフォンと違って、スピーカーでは音量の大小でバッテリーライフも異なってくるので、測定も難しいところですね。
ちなみにEQ5で音楽再生中に電源を切り、再度電源を入れると自動的にBluetoothで接続して電源を切る前の動作(ここでは音楽再生)を繰り返します。多くのスピーカーが同じような機能を持っています。
スイッチを入れたら自動的に接続して、音楽再生を再開してくれるのですからけっこう便利です。
まとめ – 持ち歩くスピーカーとして魅力
EQ5はモバイルスピーカーとして充分な性能を持っていると思われます。日常でじっくりと聴くというシチュエーションではなく、たとえば出張先のホテルでケータイはどこかに置いて、ベッドサイドにEQ5を置いておく……というようなシチュエーションが考えられます。
なにしろモバイルスピーカーとして、100グラムという重量は大きな武器です。同梱されているのはAC→USBアダプタですが、microUSBケーブルであれば最小限の重量でステレオスピーカーを持ち歩けます。
使っていてモバイル用途のワイヤレススピーカーとしては捨てがたい魅力を持っている製品だなと感じました。
・製品情報
モトローラ Bluetoothスピーカー EQ5
・BluetoothManiaX Wikiデータベース
モトローラ EQ5
・EQ5 情報掲載記事
モトローラからBluetoothスピーカー EQ7/EQ5が発表(BluetoothManiaX) / モトローラ、JBL製ユニット採用のBluetoothスピーカー(インプレス AV Watch)
モバイルBluetoothスピーカー特集、次回はアビリティークリエイトのSTB2819です。
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