6,480円のBluetoothスピーカー
ちょっと間の開いてしまったモバイルBluetoothスピーカー特集、前回のモトローラ EQ5に続いて、第2回はアビリティクリエイトのSTB2819です。ちなみにリテールコムのBIT-STB2819とまったく同じ製品です。
まず、今回もスペックからざくっと行きましょう。Bluetooth 2.0+EDR、AVRCP/A2DPに対応しています。HSP/HFPには対応していません。マルチペアリングにも対応しており、8台までの接続機器をメモリーすることができます。
そのうち、もっとも最近にペアリングを行った機器を最優先として接続します。その際、ケータイ電話のミュージックプレイヤーを起動して、自動的に再生するようになっています。ま、これはBluetoothスピーカーに共通した動きなのですが。
給電方式はUSBからと、単三電池4本の2方式。eneloopも使えます。USBからは給電のみで、USBスピーカーとして使用することはできません。また、USB経由での充電も不可能です。念のため。
アルカリ電池での連続駆動時間は20時間。おそらくeneloopを使用すればそれ以上の駆動が可能だと思われます。さすがに今回はバッテリーチェックはしてません。ごめんなさい。
ただ、アルカリ電池を使って夕食前にスイッチを入れてから放置、就寝して起きてもまだ鳴っていましたので、最低でも12時間は保証されているのは間違いないところではないかと思われます。
重量は電池の入っていない状態で約180グラム、eneloop4本が入った状態では283グラム(実測値)でした。電池を入れるとモバイル用途では重いかなぁ……といったところ。
電池蓋はコイン、もしくは大型のマイナスドライバで開閉するタイプ。コインで開閉するのはけっこう手間がかかって面倒です。ちょっと泣きたくなるくらい(大げさ)。
同梱品は本体、USBケーブル、マニュアル、AC→USBアダプタで、AC→USB用のアダプタは入っていません(コメントをいただいてパッケージを調べてみたらありました……申し訳ない)。モバイルクルーザーなど、他社のものも利用することができました。
ペアリングコードはお約束の0000となっています。Bluetooth以外の接続としては、3.5ミリのステレオミニジャックがありますので、一般的なアクティブステレオスピーカーとして使うこともできます。
上面に操作用ボタン、背面にUSBジャック、ライン入力、本体スイッチなどが配置されています。この直方体の左右にスピーカーが配置されています。
ちなみに上面にはLEDがありまして、点灯状態がステータスによって変化します。ペアリング待機中は赤/青の点滅、Bluetooth接続中は青の点滅、ライン入力時は青の点灯となっています。メインはBluetooth接続になると思うのですが、青の点滅がピカピカと鬱陶しいかなぁという気もします。
あ、上面と正面には保護シールが貼られているので、はがしましょう。最初、ちょっと爪が当たっただけで傷がついてしまって「ええええっ!?」とか思ったのですが、傷ついたのは保護シールだけでした。
さて、こういったスペックよりも、STB2819の持つ最大の特徴はなんといっても価格です。他のBluetoothスピーカーが安くても1万円前後するのに比べて、なんとAmazonでは黒は6,480円。そのおかげもあって比較的、購入しやすいものとなっています。
ソニーのDRC-BT100CXなどでも感じましたが、1万円を超えるとデジタルガジェットとしてなかなか手が出しづらくなるところです。個人的には7,000円を切るくらいから異様に手を出しやすくなってしまうので絶妙な値付けであるといえるかもしれません。
おっと、SCMS-Tに対応しているのでワンセグ音声の視聴も可能です。
操作性はよくもなく、悪くもなく
STB2819の操作は上面のタッチパネルで行います。AVRPCにも対応しているので、スピーカー単体でほとんどの操作が可能となっています。
ボタンは3つしかありません。左からボリューム下げ、プレイ/一時停止、ボリューム上げ。また、長押しで役割が変わり、左から曲戻し、ON/OFF、曲送りとなります。
長押しは本当に長めに押さないと反応してくれません。感覚的には「長押し」というよりも「指を置く」という感じです。曲送りの場合はちょっと戸惑うこともありましたが、すぐに慣れると思います。
携帯電話に接続して音楽を聴いているところに着信があった場合には、音楽が止まって携帯本体から着信音が鳴ります。通話終了後、自動的に再生がリスタートします。通話の邪魔になるようなことはなく、塩梅のいい感じでした。
え、この鳴りは……モバイルスピーカー?
さて、STB2819は見ていただければ分かるように、直方体の左右にスピーカーがついている、という形になっています。そのために、あるいはそのおかげというべきか、そこそこ大きな(36mm)スピーカーを搭載しています。
モバイルスピーカーの多くは薄さを優先させるために、どうしても容積という面で通常のスピーカーよりも不利になると前回のEQ5のレビューで書きましたが、STB2819ではその心配はほとんどなく設置することができています。
正直、意外なほどに鳴ります。EQ5のような仮想3D技術は投入していないにも関わらず、音の広がりはありますし、解像度も悪くありません。低音は弱いですが、このサイズでそこそこ響くのには驚きます。それでもベース音はちょっと厳しいかなぁ、といったとこでしょうか。
もちろん、この評価はあくまでも「このサイズ、かつこの価格のモバイルスピーカーとして」であって、絶対的な音質としては高いとは言えません。が、このサイズで絶対的な音質を求めるのはありえない話です。
そもそもプラスティック製です、どうしても音質は軽くならざるを得ません。それでも、6,480円のスピーカーとしては立派な鳴り具合であるというのは確かだと思います。
ちなみに乾電池を入れたときのほうが、より音が安定しているように感じました。これは乾電池がインシュレーター代わりになっているからではないかと推測されます。あるいは、電池ボックスを空洞にしておくと反響を起こしてしまっているのかもしれません。どちらにせよ、乾電池のあるなしで音質は変わっています。
まとめ – 低価格なのに、しっかりしてます
正直なところ、当初は「安いだけが取り柄の1000円スピーカーのBluetooth版なんじゃないかなぁ」とか侮っていたのですが、謝罪しなくてはいけません。ちゃんと鳴ります。
カラーバリエーションは黒/白/赤の3色あるので、ケータイとあわせてもよろしいかと。ただ、前述したようにボディはプラスティック製で質感はよろしくありません。
モバイルスピーカーとしては乾電池なしなら持ち歩くのに躊躇しない重さ、乾電池入りでも……まぁ妥協できるかなといったところ。大きさ自体はバッグの片隅に入れるのになんの問題もないサイズです。
USB給電を選択するか、電池駆動を選択するかは環境による、という感じでしょうか。ノートPCを持ち歩くのであればUSB給電、ケータイで鳴らすのであれば電池でというところですかね。
価格からしても、持っていても後悔のないBluetoothスピーカーであるとはいえると思います。
・製品情報
Bluetoothスピーカー STB2819
・BluetoothManiaX Wikiデータベース
アビリティークリエイト STB2819(BluetoothManiaX)
・STB2819情報紹介記事
アビリティークリエイト、3種類のBluetooth対応スピーカー(AV Watch)
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